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公開記念のトークショー付試写会を実施致しました!

2015/06/16 18:43 up!

いよいよ6月19日(金)より公開となります『グローリー/明日への行進』の公開を記念し、
都内でトークショー付試写イベントを開催致しました。

ゲストとしてご来場くださったのは、国連広報センター所長の根本かおるさんと、2015ミス・ユニバース・ジャパンの宮本エリアナさん。映画『グローリー/明日への行進』やキング牧師について、これからの日本、そして世界が向かっていく未来や人権問題、アイデンティティについてクロストークをしてくださいましたので、その模様を一部レポート致します!
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根本さん:
「この映画のパワーに圧倒されて、しばらく頭の中を主題歌『Glory』が駆け抜けていたんです。この映画は国連で特別上映会も催されて、パン・ギムン事務総長もご覧になっています。国連では今年2015年から2024年までを“アフリカ系の人たちのための国際の10年”としていますが、アフリカ系の人たちの権利がまだまだ十分に実現されてないということで、力を入れていこうという取り組みなんです。北米、中南米合わせて2億人の人たちがアフリカにルーツを持つと言われています。他の大陸も合わせるともっと数は多くなる。でも、残念ながら、いろんな形で排除され、差別を受けている人たちが特に多いということで取り組んでいます」

宮本さん:
「一言でいえば感動しました。私は人種に対する問題を世界中に伝えようという活動をしていまして、改めてこの映画を見て、自分が今後どうしたらいいのかを考えさせられましたし、人種問題についてもう一度改めて考えるきっかけになりました。すごく感動しました」

根本さん:
「この映画は、ただ偉人を描くのではなく、1人の人間としてどう悩んでいたのか、夫婦間の問題もいろいろとありましたし、そういったものを乗り越えて、大きな成果を上げるまでの道のりを描いていますね。私も苦しいことがあったなとか、こういうふうに乗り越えればいいのだという秘訣を学ぶことができる映画だと思います。
人権問題は“言うは易し、行うは難し”です。1948年にできた世界人権宣言で、肌の色によって差別はあってはならないと言われました。でも当時、アパルトヘイトもあったし、アジアやアフリカは植民地だらけで、明確なヒエラルキーがあった。ようやく世界の現実が、世界人権宣言の中身に追いつきつつありますが、まだまだ悲しいニュースがありますし、暴動も起こったりしています。まだまだ忍耐強く言い続けることが必要なんだと思います」

宮本さん:
「私は、黒人と日本人のハーフですが、見た目が日本人じゃないし、肌の色が私だけ違うので、学校やプールなどでも『肌の色がうつるから一緒に入らないで』と言われたことがあります。また、白人と日本人のハーフの友達が、自ら命を断ってしまったんです。ちょうどその人から人種問題に対する相談を受けていたので、ショックでしたし、止められなかった自分がもどかしかったです。それで今回、ミス・ユニバースという大きな舞台を使って、そういうことを訴えていければと思い出場しました」

根本さん:
「エリアナさんはキング牧師みたいですね。自分の行動で周りを変えよう、あるいは、お友達の気持ちを昇華させようと行動に移していらっしゃって素晴らしいです」

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最後に、キング牧師の有名な演説「I have a dream」に掛け、お二人にそれぞれの「夢」をお伺いしたところ、根本さんは「1人1人が自分らしく生きられる社会」というメッセージを掲げ、「今年は国連ができて70周年。人権の話のみならず、平和のために国連がやっていることを、力を込めてみなさんにお伝えしたいです」とお話しくださいました。

一報宮本さんは「Love Yourself…」という言葉を選び、「人のことを救いたいという人はたくさんいらっしゃると思うのですが、その前に自分をまず愛してほしい。自分を愛せないと、他の人を心の底から愛せないと思うので。私も、今までハーフのことをコンプレックスに思っていて、自分のことを好きになれなかったけれど、あるきっかけで自分のことを好きになれました。そこから、ミス・ユニバースに出よう、人前に出て活動をしようと思えるようになったので、1人1人がまず自分を愛してほしいとすごく思います」と熱く語ってくださいました。

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